千葉商科大学は、世界で活躍する建築家ユニット・シーラカンスK&Hをはじめとするトップクリエイター陣が手掛けた学生食堂「The University DINING」を、5月11日にオープンする。

「The University DINING」外観

「The University DINING」は、食事以外の時間にも学生たちが自然と集う"キャンパスライフの新しい拠点"となることを目指し作られた新しい学生食堂。このコンセプトを実現するべく、日本を代表する建築家ユニット・シーラカンスK&Hが敷地選定・企画調整・建築設計を手掛け、自然採光に恵まれた木の温もり溢れる1,120.30平方メートル/350席の新学食棟が完成した。同棟では、約1,000パーツの木構造LVL材を上下2段に組んだ特徴的な木梁天井により、木漏れ日のような自然界のランダムなリズムを再現。また、外周を透明にすることで、季節や天候の変化などが感じられる居心地の良い空間となっている。

一方、学生食堂のプロデュース・運営においては、カフェブームの立役者としても知られるトランジットジェネラルオフィスが担当。同社はカフェ「Sign」やレストラン「bills」など約60店舗の運営を手掛けるヒットメーカーで、Signの定番メニューであるカレーや、東京・自由が丘の人気カフェ「自由が丘ベイクショップ」が監修したベーカリーメニューなど、オリジナリティあふれるメニューを展開する。

学食メニューとユニフォーム

木梁天井が印象的な内観

内装デザインは、BEAMSをはじめ数々のアパレルブランドや商業施設を手がけるLINEが手掛けたほか、学食のロゴは、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』や東京・表参道ヒルズのロゴを手がけるダイアグラムが担当。ユニフォームは、アパレルブランド「Numero Uno」を運営するフューチャーインがデザインによるもので、性別・年齢・体型にかかわらず着こなせるボーダー使いのユニフォームとした。さらに、食堂の壁面イラストを人気イラストレーターSHOGO SEKINE氏が手掛けるなど、多くの実力派デザイナーがタッグを組む。大学側は本施設に対し、学食機能はもちろんのこと、正門に近いという場所性から学園の新しい顔として、また学生・教職員の新たな活動拠点となることを期待しているという。

ロゴは、食堂を現すピクトグラムになっている

人気イラストレーターSHOGO SEKINE氏による壁面イラスト