間違いを恐れることはないが、やってはいけないミスというものがある。特に社会人になった後でこれをやってしまうと、あなたの手柄も評判もすべて台無しになってしまう。それまで積み重ねたことが台無しになるようなミスとはどんなものか?
Forbesが「職場でしてはならない9のミス(原題:9 Of The Worst Mistakes You Can Ever Make At Work)」という記事でピックアップしている。
嘘をつく
嘘をついてはいけない――社会人になって今更……と思うかもしれないが、嘘をつこうと思っていなくてもついていることがある。自分の名誉や評判を守りたいために小さな嘘をつく。最初は小さなものであっても、次の会話でそれをごまかすために再度嘘をつく。
人というものは、一度「あの人は嘘つき」と思うと、なかなかその印象を変えない。つまり"嘘つき"レッテルはなかなか剥がれないのだ。どんな小さなことであっても、嘘はついてはいけない。
他人の業績を自分のものにする
自分のアイディアが他人に盗まれると良い思いはしないはずだ。どんな小さなことでも、他人の功績は他人のもの。人のアイディアを盗んだり、それに近い行為はNGで、例えばチームの作業であるにもかかわらず、自分の功績にしてしまうといった内容だ。
自慢する
自分の学歴を鼻にかけたり、自分の手柄を自慢するといった自慢行為もよくない。プロジェクトがうまくいったときであっても、上司や仲間に報告した後は平常通りだ。
社内で必要以上に見せびらかす必要はない。プライベートで仲間と成功を喜び合うにとどめておこう。
人を陥れる
背後で同僚を傷つける行為もよくない。
意図的なものはもちろん、意図的ではないにせよ傷つける結果になりかねないのならすべきではない。
よくあるのが、余計な摩擦を防ぐために当の本人を避けて話を進めたが、それがさらなる摩擦を生んだというパターンだ。
自分の同僚を大切にする気持ちがあれば、結果として、その人が悪く見えるようなことは絶対にすべきではない。
「仕事が嫌」と言う
職場で「仕事が好きではない」や「仕事が嫌」と言うことは、一緒に働いている頑張っている同僚にしてみると聞きたくない言葉だ。
仕事の後の飲み会でも言わないこと。上司など管理する立場からみると、大きな欠点と写ってしまう。ネガティブなイメージを持たれてしまうので、「仕事が嫌」は、家族や仲の良い友人に愚痴をこぼす時のみにとどめておこう。
感情的になる
感情をコントロールできずに、わめいたり怒鳴ったりするのはよくない。情緒不安定は仕事を任せられないと思われる。
今の仕事でも、仕事が変わっても、何をするにもマイナス要素だ。もし自覚があるのなら、なんらかの対策を取ろう。感情に流されるのではなく、感情を処理できる人になろう。
後戻りできなくなることはしない
いかなる理由であっても、戻れない場所をつくらないこと。
例えば、何らかの理由で会社を辞めるとする。もう二度と会わない人たちだからと無茶苦茶な言葉を発したり、嫌味を残したりしないこと。
もちろん、最後の日まで仕事はちゃんとこなし、引き継ぎもきちんとすませる。世界は狭い。やめてしまった嫌な会社の人たちと、将来なんらかの形で関わってしまう可能性はゼロではない。
「立つ鳥跡を濁さず」ではないが、会社であっても、公共の場であっても顔を出せないような態度をとらないこと。
噂話
人の噂話はしない。自分からしないだけでなく、噂話をしている中にも入らない。
人のミスをあざ笑ったり、人の短所について話すことは、常識のある人がやることではないし、当人を傷つけることになる。
自分がされて快くないことはしないように。