大日本印刷(DNP)は4月27日、「DNPネットチラシ配信サービス オリコミーオ!」について、チラシ表示のスピード向上やチラシ登録の効率化、デバイス自動判別機能の追加、アクセスログ管理機能などの運用業務関連の機能を強化し、新サービスとして提供を開始すると発表した。
DNPが2001年に開始したDNPネットチラシ配信サービス オリコミーオ!は、スーパーやドラッグストアをはじめとした流通企業などが、自社のWebサイトにネットチラシを容易に掲載できるようにするサービスで、企業の担当者が店舗別のネットチラシの掲載と更新を行えるほか、DNPが運営するネットチラシポータルサービス「オリコミーオ!」にも同じチラシが無償で自動掲載されるため、より多くの生活者にチラシを届けることができる。
今回、同サービスの利用企業や1社あたりのネットチラシ配信枚数の増加、生活者のスマートフォンでのネットチラシ閲覧数の増加などに対応するため、オリコミーオ!の機能を大幅に強化した。
強化した機能は、下記のとおり。
強化機能 | 特長 |
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ビューア機能を向上 | ビューアソフトの画像データ処理の効率化によって、ネットチラシを拡大・縮小して表示するスピードが向上。また、配信サーバも増設し、チラシ閲覧の安定性を向上 |
チラシ登録の効率化 | 大量のチラシデータの入力作業とネットチラシ生成処理を同時進行させることで、ネットチラシの登録スピードを向上。また、スマートフォンやタブレット端末のプレビュー機能を追加し、運用業務の効率化を実現 |
デバイス自動判別機能を追加 | ネットチラシを掲載している企業のWebサイトにアクセスしたデバイスを判別し、パソコン用、スマートフォン用の画面を自動的に選択して表示 |
アクセスログ管理機能を強化 | 企業のWebサイトで閲覧されたチラシのアクセスログに加え、オリコミーオ!でのチラシのアクセスログを管理。また、ネットチラシからECサイトへのリンクや告知などのバナー利用回数のログ管理も可能 |
価格は、初期導入費用5万円(6月30日までの申込みで無料となる)。月額利用料は3万円から(閲覧回数による課金ではなく、月間のチラシ変換枚数に応じた定額制)。
今後、DNPは、同サービスをスーパーマーケットやドラッグストアなどの流通・小売企業に提供し、2017年度までに累計で2億円の売上を目指す。