米Googleが4月23日(現地時間)に発表した2015年第1四半期(2015年1月-3月)決算は、広告のペイドクリック数が伸びたものの、ドル高の影響などで売上・利益がアナリストの予想を下回った。
3月期の売上高は172億5800万ドルで前年同期比12%増。Thomson Reutersがまとめたアナリストの予想平均は175億ドルだった。Google CFOのPatrick Pichette氏によると、ドル高のマイナス影響は約11億ドル。ドル高の影響を除くと17%の増収だった。会計原則 (GAAP) ベースの純利益は4%増の35億8600万ドル(1株利益: 5.20ドル)。非GAAPベースでは5%増の45億3200万ドル(1株利益: 6.57ドル)だった。研究・開発費、データセンター建設など設備投資額の増加が響き、1株利益もアナリストの予想を下回った。
売上の内訳は、Googleのサイトからが119億3200万ドル (前年同期比14%増)。Googleネットワークと呼ばれるパートナーサイトからの売上高は35億7600万ドル (1%増)だった。ペイドクリック数が13%増加した一方で、クリック単価は7%下落した。