マカフィーは4月21日、情報漏えい対策ソリューション「McAfee DLP」がマイナンバー制度に対応したと発表した。関連情報を運用する組織のニーズに応えた、安全なデータ運用が可能になる。マイナンバー情報を検索するルールテンプレートは、4月21日からマカフィーのWebサイトを通じて提供される。
このルールテンプレートにより、マイナンバーやそれに関連した個人情報を取り扱う際に12桁の番号が検知可能になった。これにより、データの外部への流出や外部流出を防ぐことができる。また、Webや電子メールに加え、USB、スマートフォンなどの外部記憶媒体やオンラインストレージへの不正な重要データのコピーも、監視・ブロックされる。マカフィーの暗号化スイート製「McAfee Complete Data Protection」と連携することで、検出されたマイナンバー情報を暗号化する。
また、マイナンバー情報を検出することで、ネットワーク型DLP製品である「McAfee DLP Monitor」、「McAfee DLP Discover」、「McAfee DLP Prevent」でもネットワーク環境下でのマイナンバー情報を監視・検知できる。外部流出の恐れがある場合、データの交流をブロックすることも可能だ。マカフィーでは他に、暗号化製品や情報イベント管理(SIEM)製品を使用した情報漏えい対策ソリューションを提供しており、これらを組み合わせることで、情報漏えいを検知・可視化し、詳細原因特定のための事後対応を迅速に行えるとしている。