フォーティネットは4月22日、小規模データセンターや企業のエッジ・ファイアウォールに適するファイアウォール「FortiGate-1000D」および分散型オフィス向け「FortiGate-70D」を出荷開始した。
FortiGate-1000Dは、IPv6でIPv4と同等のパフォーマンスを提供でき、10GbEインタフェースを装備すると共にVPNパフォーマンスも向上し、進化するネットワークへの対応が可能になるとしている。
また、8GbpsのIPSパフォーマンスにより次世代の不正侵入検知/防御、アプリケーション制御、高度なマルウェア対策などのセキュリティを実現し、コンテンツやアプリケーション、ユーザー/デバイスのふるまいを詳細に検証可能になるとのこと。
さらに、状況を容易に理解可能な詳細な表示とレポート機能、柔軟性の高いポリシー・エンジンを組み合わせることで、ネットワーク・アクティビティの可視化と制御が可能となり、従業員の生産性の向上および企業の確実なセキュリティ保護が実現するという。
FortiGate-70Dは、導入展開と管理が容易であり分散したリモート環境にある事業所や小売業のネットワークに適するセキュリティ・アプライアンス。
1台でファイアウォール、アプリケーション制御、高度な脅威保護(ATP)、不正侵入検知/防御(IPS)、VPN、Webフィルタリングなどの保護機能を提供する。さらに仮想UTM(VDOM)機能により、ネットワークをセグメント化してゲストや従業員のアクセス制御や、ユーザーのクレジットカード情報などの重要なデータを保護できる。
FortiExplorerのウィザードの指示に従うことですばやく容易に設定と構成が可能とのこと。このアプリケーションは、WindowsやMac OS Xのデスクトップ/ノートPC、および一般的なモバイル・デバイスで実行可能という。アプライアンスの適切なUSBポートに接続すると、数分でセキュリティ保護を実現できるとしている。