日立システムズは4月20日、官公庁や自治体などの公共機関におけるオープンデータの公開基盤整備を支援する「オープンデータポータルソフト」のクラウドサービスを販売開始した。

「オープンデータポータルソフト」は、データカタログサイト構築用ソフトウェアとして世界でデファクトスタンダードとなりつつあるCKANの機能を国内で使いやすくする機能が盛り込まれている。

オープンデータ公開基盤の比較 資料:日立システムズ

今回、ユーザーの要望にこたえるため、「オープンデータポータルソフト」の機能を強化するとともに、「オープンデータポータルソフト」のクラウドサービスを開始した。

具体的には、コミュニケーション機能、検索機能、一括登録機能などの拡充が図られた。例えば、データ公開者とデータ利用者の双方向で利用ができるコミュニケーション機能により、データ利用者がどのようなデータに関心を持っているかを把握できるようになり、データ利用者の意見を反映したサイト運営が実現される。

また、検索機能では、検索ワードと条件をアイコンでわかりやすく表示するように変更したほか、検索ワードを徐々に増やしながら段階的にデータを絞り込むことが可能となった。

クラウドサービスでは、データカタログサイトを短期間(最短5日)で導入することができる。

「オープンデータポータルソフト」のクラウドサービスの価格は、 初期導入費用が30万円、月額利用料が13万7000円からとなっている(いずれも税別)。

「オープンデータポータルソフト」の画面例