LINEは4月17日、ファッション分野のコマース事業に本格参入すると発表した。今夏を目処に、国内外のデザイナーやブランドと有力なバイヤー・小売をつなぐサービス「LINE Collection」を開始する。
LINEのコマース事業の歩みは、2013年12月よりスマートフォンECサービス「LINE MALL」を皮切りに、LINEで繋がっている友だちにギフトが贈れる「LINE ギフト」、商品を格安で購入できる「LINE SALE」などを展開してきた。
LINE Collectionを運営するのは、LINEが2014年12月に設立した100%子会社のBonsai Garage(ボンサイ ガレージ)。主に衣料品、服飾雑貨などの輸出入業、卸売業、販売業などのファッション分野に注力する企業だ。
LINE Collectionでは、気鋭だが認知度が低い国内外のデザイナーやブランドの商品と、バイヤー/小売店(セレクトショップなど)とのマッチングの場を提供する。デザイナーにとっては自分の商品をアピールする場となり、一方の小売店は海外や現地に行かずに優れた商品を調達する場として活用できる。
サービス概要は、LINEの担当者がアパレル・アクセサリー・ライフスタイルの分野で、価格帯や購買層を制限せずに国内外のデザイナーやブランドを選定し、専売ディストリビューターとして契約する。その後、LINEのさまざまなプラットフォームを通じて商品を小売店に提供する。
サービス開始時は30ブランドからスタートし、今後も月10以上のペースで拡充する予定。更新情報は、随時LINEアカウント(LINE ID@linecollection)やティザーサイトで紹介する。
サービス開始に伴い、4月24日~7月20日までの期間限定で、ラフォーレ原宿にて「LINE Collection」の各ブランドやアーティスト・デザイナーの商品を展示販売するポップアップストアをオープンする(営業時間・定休日はラフォーレ原宿に準ずる)。