バリューコマースとMasterCardは4月16日、インバウンドビジネスを強化したい企業のための新しいマーケティング・サービスの提供に向けて協働することに合意した。

バリューコマースのサービス

同サービスにより、バリューコマースを通じて同サービスに参加する広告主は、現状オンラインでのみ展開されているポイントなどの利用者優待特典付与サービスを、実店舗を利用した海外からの消費者に向けて提供することが可能となる。

また、MasterCardが昨年買収したオーストラリアのロイヤリティリワードサービスプロバイダーであるPinpoint Pty(ピンポイント)が管理する海外の顧客向けに、同サービスに参加する広告主の情報を告知展開することで、日本への送客を図れる。ピンポイントは、カード発行会社や加盟店向けに、オーストラリア、中国、インド、日本をはじめとするアジア/太平洋地域の各国で優待特典プログラムを運営しており、海外の消費者が日本国内の参加広告主の店舗で買い物をすると、所定のポイントを得ることができる。

両社は、2015年6月に同サービスの提供を開始する予定だという。