KDDIは4月15日、法人向けクラウド基盤サービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス(KCPS)」で25日より、利用者向けカスタマーコントローラ「Admin Console」を拡張すると発表した。はてなの監視SaaS「Mackerel(マカレル)」との連携により、サーバログの見える化機能を提供する。

FreeプランとStandardプラン(開通後30日間無料トライアル提供)の2種類を提供し、どちらも初期費用は無料となる。

料金プラン

また、同社は法人向けアプリケーション「KDDI Knowledge Suite」とKCPSにおいて、「KDDI Business ID」と連携した、シングルサインオンおよびセキュリティ強化機能を提供する。

「KDDI Business ID」は、パソコンやスマートデバイスから「Google Apps for Work」や「Office 365 with KDDI」をはじめとするクラウドサービスに1つのIDで安全、簡単にログイン可能となるサービス。このIDとの連携により「KDDI Knowledge Suite」とKCPSは同一のIDで利用可能となる。

また、着信認証などの多要素認証の提供により、ID、パスワードの流出による情報漏えいリスクを低減し、より安全な利用が可能になったという。なお、KCPSのKDDI Business ID利用は利用者向けカスタマーコントローラ「Admin Console」へのアクセス時のもので、SSOとセキュリティ強化機能が利用可能となる。

「KDDI Business ID」サービス提供イメージ

同サービスの初期費用は無料で、サービス利用料は月額150円/ID、着信認証利用料は100円/IDでの提供となる。