キヤノンは4月13日、無散瞳型デジタル眼底カメラの新製品として、白内障向け画像処理を搭載し、鮮明な眼底画像の表示を可能とした「CR-2 AF」4月16日より発売すると発表した。

同製品は、赤外光で観察するため散瞳剤(瞳孔を開く点眼剤)を使用せず、45°のカラー眼底写真を撮影できる無散瞳型デジタル眼底カメラで、白内障向け画像処理や、同社初となるコントラスト強調機能を搭載することで、従来機以上に鮮明な画像を撮影できるようにした。また、高速のオートフォーカス、オートショットなどのオート機能を搭載し、簡単な操作で高画質な眼底画像を撮影することを可能にしたという。

なお価格は320万円(税別)で、同社では健診施設を中心に、眼科クリニックや一般病院での導入を想定しているとコメントしている。

CR-2 AFの外観

CR-2 AFの使用イメージ