富士通コンポーネントは4月14日、独自ファームウェアを内蔵したセントラル対応のBluetooth Smartモジュール「MBH7BLZ01A/02A」を開発したことを発表した。
Bluetooth Smart(Bluetooth low energy)技術を用いた通信は、セントラル(マスター)とペリフェラル(スレーブ)とで構成されており、iOSやAndroid搭載のスマートフォンやタブレットPCがセントラル端末として一般的に使用されている。
同モジュールは、各種機器をセントラル端末として使用することを可能とするセントラル対応のBluetooth Smartモジュールで、コマンドによる切り替えでペリフェラルとして使用することも可能となっている。
また、独自開発のデータ送受信プロファイルを内蔵し、シンプルなコマンド(UART経由)で同社のペリフェラルモジュールとの送受信が可能。搭載チップは、Nordic Semiconductorの「nRF51822(RAM 32KB版)」を採用しており、工事設計認証、FCC、IC、CE認証は取得済みとするほか、Bluetooth SIG登録も予定しているという。
なお、MBH7BLZ01Aがアンテナなしタイプで、MBH7BLZ02Aがアンテナ内蔵タイプをなっており、いずれも4月末からの販売開始を予定しているほか、評価用の評価キットも用意される予定だという。