島津製作所は4月14日、血管撮影システム「Trinias series MiX package」を同日より発売すると発表した。なお、出荷開始は8月となる予定。

同システムは、術前のCT画像と術中の血管撮影システムを連動させる3Dアプリケーション「SCORE Navi+Plus」や、血管壁輪郭のみを自動抽出するトレースマッピング機能「SCORE MAP」、ステントをリアルタイムで固定表示可能なPCI支援アプリケーション「SCORE StentView+Plus」などの機能強化により、治療時間の短縮と造影剤の軽減を実現した。また、2014年6月に発売した画像処理エンジン「SCORE PRO Advance」を搭載したことで、低被ばくで患者に負担の少ない治療が可能となる。

価格(税別)はシステム構成によって異なるが、シングルプレーンシステムが3億円~、バイプレーンシステムが4億5000万円となっており、発売後1年間で100台の販売を目指すとしている。

床置式Cアームタイプ「Trinias F12 MiX package」