日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月9日、中堅・中小企業向けのストレージ5製品を発売した。価格は、最も低価格の「HP StoreEasy 1450 Storage」が59万9,000円(税別)から。
HP StoreEasy Storageの新製品は、「HP ProLiant Gen9」サーバを採用して60万円を切る価格から提供することにより、企業のファイル・ストレージの需要拡大を支援するとしている。 生産性を高め業務遂行を保護するため、新製品は25倍高速のRAIDリビルドに対応するという。さらに、「StoreEasy Dashboard」の機能を強化してシステム容量が不足すると自動でアラートを発信し、ビジネスの成長に素早く対応できるよう支援する。 価格は、HP StoreEasy 1450 Storageが59万9,000円から、同1650 Storageが84万円から、同1850 Storageが88万円から(いずれも税別)。
HP StoreOnce Backupファミリーでは、主力製品「HP StoreOnce 6500 Backup」アプライアンスと同じ技術を元に設計したエントリー・レベルの新製品「HP StoreOnce 2900 Backup」を投入。同クラスの他社システムと比較し、2倍のバックアップ容量と30%優れたパフォーマンスを持つとしている。 2Uラックスペースの省スペース型であり、小規模で導入して31.5TBまで使用可能な容量の拡大が可能。また「HP StoreOnce Recovery Manager Central」と互換性を備え、「HP 3PAR StoreServ Storage」アレイと連携し、ハイパーバイザー管理によるシンプルなデータ保護が可能とのこと。 「HP StoreOnce Integrity Plus」セキュリティ機能やアプリケーション統合型バックアップ向けの「HP StoreOnce Catalyst」など、「HP StoreOnceファミリー」が提供するエンタープライズ・クラスのデータ・サービス全てをサポートするという。価格は260万円(税別)から。
追加ハードウェアの購入が不要でソフトウェア定義型のバックアップ・アプライアンスである「HP StoreOnce Virtual Storage Appliance(VSA)」では、新たに50TBの大容量オプションとフル機能の1TB無償版の提供を開始する。 同製品は、重複排除型ディスク・バックアップ機能に加え、VMware vSphereやMicrosoft Hyper-V、Linux KVMを実行する仮想サーバ上でアプリケーション・ベースの仮想マシンに対応する。 50TB版であるHP StoreOnce VSA 50TB LTU(3年間)の価格は210万円(税別)から。1TB無償版の提供は5月1日から。