NICTは4月8日、対災害SNS情報分析システム「DISAANA(DISAster information ANAlyzer)」のリアルタイム版を同日からWeb上に試験公開したと発表した。耐災害ICT研究センター及びユニバーサルコミュニケーション研究所において開発を行っている。
同システムは、SNSのTwitterに投稿された情報をリアルタイムに分析。「大雪が降っているのはどこ?」「孤立しているのはどこ?」といった質問に対する回答の候補を与え、一般のユーザーが、今まさに起きている災害の情報を簡単に入手できるシステム。パソコンのWebブラウザからの使用(パソコン版)に加えて、スマートフォン等にも対応している。
また、デマ情報に対応するため、情報の信ぴょう性の判断材料として、矛盾する内容のツイートも同時に検索。矛盾する内容が検索された回答候補には特別なマークを付けて出力するため、ユーザーは、マークが付いた回答候補を押してオリジナルのツイートを確認して、情報の信ぴょう性を判断できる。