米Facebookは4月8日(現地時間)、同社のチャットサービス「Messenger」の専用Webサイト「Messenger.com」を公開した。Facebookアカウントでサインインすると、モバイル端末でMessengerアプリを使うように、WebアプリでもMessengerを単体で使用できる。

Messenger.comは、ペイメントを含むMessengerの多くの機能をサポートする。ただし、現時点で英語ユーザー向けの提供になっており、他の言語の対応は順次進めていくという。

同社は開発者カンファレンスF8 2015(米サンフランシスコ、3月25日-26日)でMessengerをプラットフォームとして独立させる方針を打ち出した。Messenger.comの提供はその一環と考えられる。モバイルではMessengerが完全に独立しており、Facebookメッセージの送受信にMessengerアプリが必須である。そのためモバイルユーザーの中にはMessengerしか使っていないというユーザーもいる。Messenger.comは、そうしたユーザーにPC用ブラウザでも同じMessengerのみの使用体験を提供できる。