富士ゼロックスは4月7日、4K映像データ・音声データ・LANデータを同時伝送できる「4K HDMI・IP光伝送器」を5月15日より発売すると発表した。
4K映像は高解像度のためデータ量が多く、音声データも含めて伝送可能距離が短い、データを圧縮すると映像遅延が発生するなどの課題がある。
これに対して「4K HDMI・IP光伝送器」は、同社が複合機向けに開発した面発光型半導体レーザー素子VCSEL技術を応用した光ファイバーによるデータ伝送技術で、4K映像・音声データ・LANデータを同時に800mまでタイムラグなく伝送することができる。
同製品は駅や空港、街頭のデジタルサイネージをはじめ、工場内の監視システム、教育現場でのタブレットを活用したアクティブラーニングなどでの利用が想定されており、価格は「4K HDMI・IP光送信器」「4K HDMI・IP光受信器」それぞれが59万8000円(税別)となっている。