テレダイン・レクロイ・ジャパンは4月7日、微小電流の測定用として2種類の高感度電流プローブ「CP030A」および「CP031A」を発表した。
これらのプローブは小電力機器の微小な電流測定用として開発されたもので、最高感度1mA/divでの計測が可能なほか、1%の直流/低周波数精度を実現。これにより微小電力の測定を高精度に行うことが可能となっている。また、最大連続電流は30A、最大ピーク電流も50Aと、従来のプローブの仕様をそのまま維持している。
さらに、直径5mmまでの電線にクランプすることができるため幅広い用途に適用可能となっているほか、同社のほかの電流プローブと同様に、ProBusプローブ・インタフェースに対応しており、オシロスコープから電源を供給するだけではなく、プローブと通信することでプローブの感度の調整をしたり、電流値を直読したりすることができるため、オシロスコープの演算機能を使って電圧信号と掛け算をすることで電力波形を作り出し、W(ワット)として直読することも可能なほか、自動ゼロ調整やデガウスなどもオシロスコープ側から操作することができるという特徴がある。
なお2製品はCP030Aが50MHzの測定帯域、CP031Aが100MHzの測定帯域となっている。