ユニークビジョンは4月3日、オウンドメディアとしてのマーケティングプラットフォームを構築する企業向けクラウド型キュレーションアプリ「Beluga Apps」を開発、一般販売を開始したと発表した。
同アプリは、企業が消費者とオウンドメディアを介して直接繋がり、長期的な関係を構築するための仕組みとして開発されたもの。クラウド型のサービスであるため、企業がキュレーションアプリやコンテンツマーケティングなどを試したいと思ったときに、最初から作るよりも早く、低コストで始めることができる。
企業は消費者との関係を築くために、消費者の望んでいることを理解し、その期待に個別に応えていくことが必要になってきている。同アプリでは、登録した各個人にコンテンツを提供し、反応を見ることで、どの消費者が、どんなカテゴリーを登録し、どんな記事を見ているのかを把握することができるようになる。さらに、これらのデータをDMP、DSPに連携し、消費者の嗜好にあった情報を提供することが可能になる。
ユーザー側の主な機能として、タイムライン/記事のクリップ/ソーシャルメディアへのシェア/イベントのカレンダー登録/クーポン、キャンペーン機能などがある。
管理機能としては、記事登録/記事の承認および予約投稿/登録者数推移、記事購読者数推移、各記事の一覧表示回数、記事表示回数、シェア数などの集計・分析/各カテゴリー登録率の分析/その他、Google Analyticsによる分析などがある。
今回、同サービスを用いたアプリの第一弾として、富士フイルムが「FUJIFILM News」を4月3日に公開。カメラや化粧品などさまざまな新商品のサービス情報、撮影スキル情報、技術情報、採用情報など幅広い情報をスマホアプリで配信する。ユーザーは好みに合わせて選択した情報だけを見ることができる。また、プッシュ通知機能があるため、新商品情報、採用情報など重要なお知らせを見逃すことがない。
「FUJIFILM News」ホーム画面 |
ユニークビジョンは今後、同サービスをメディア企業、EC企業、小売業、ブランド品メーカー、自治体などに展開していく予定だという。