Firefox web browser - Faster, more secure & customizable |
Mozillaは3月31日(米国時間)、「Firefox for Android — Notes (37.0) — Mozilla」においてFirefoxの最新安定版となる「Firefox 37」の公開を伝えた。Firefox 37では、SSL/TLS関連のデフォルトの挙動が変更となり、より安全側へ傾けられた点が特に注目される。
Firefox 37の注目すべきポイントは次のとおり。
- 新しいダウンロードマネージャバックエンドの導入によるダウンロード性能の向上
- HTTPで通信している時もコンテンツを暗号化して転送できるようにする「Opportunistically Encrypt」機能の導入
- デフォルトでURLバーに表示される内容をページタイトルからURLへ変更
- 安全ではないTLSバージョンへのフォールバックを禁止
- SSLエラー表示を拡張
- CSS display:contentsのサポート追加
- ワーカースレッドからIndexedDBへのアクセスを提供
- WebRTCにおける新しいSDP/JSEP実装の追加
2015年に入ってから、OpenSSLやSSL/TLSに関する脆弱性の発見が相次いでいる。Firefox 37は特にSSL/TLS関連の機能強化やより安全性を高めるための設定変更などが注目される。これらは、ユーザの目を引く機能ではないが、セキュリティの強化という点で重要なリリースと言える。