日本IBMは、モバイル・デバイスを活用するモバイル・アプリケーションの開発や運用におけるテストを実施できる「IBMモバイル・テスト・センター」を4月2日に同社幕張事業所内に開設する。
センターは、機能テストの自動実行やセキュリティー、パフォーマンス、ユーザビリティーといった非機能テストの実施ができるほか、モバイル・デバイス管理を支援するソリューション構築も支援する。
IBMのソフトウェア IBM Rational Test Workbench Eclipse Client、Rational Quality Manager、Rational Team ConcertやPerfecto Mobile社のソフトウェア Perfecto Mobileを利用してテストを自動化し、短期間かつ低コストでのテスト環境を実現した。
また、IBMのソフトウェアIBM Security AppScan Sourceを利用して開発の初期段階からセキュリティーの脆弱性を検証できるため、より強固なセキュリティー・テストを行える。これらテストの実施においては、これまで培ってきた豊富な経験や知見を生かし、高品質のテストを提供する。
利用料金は、テスト対象のアプリケーションの特性やデバイスの数などに応じて個別見積りとなるが、価格(税別)は、初回は120万円から。同じテストを複数バージョン、複数デバイスで実施する場合、2回目以降は生産性が向上するため、半額程度となる見込み。
また、テスト期間は、通常2週間~3週間程度を想定しているが、条件が整えば最短で1.5日程度で実施できる場合もある。