ヤフーと米国のスタートアップ企業Life360,Incは3月27日、両社の業務提携と位置情報を共有するAndroidアプリ「Life360」の国内提供を発表した。
「Life360」は、家族や友達など登録者同士をグループとして登録し、お互いの居場所をリアルタイムで把握できるアプリ。子供に持たせたスマートフォンで位置情報が分かることから米国のファミリー層を中心に支持され、すでに全世界で5000万グループに利用されている。
ヤフーは日本国内の保護者が抱えている子どもの居場所をリアルタイムで把握したいというニーズに注目し、同アプリの日本国内向け展開を支援する。Life360は、登録者同士のスマートフォン端末で、お互いの位置情報をすぐに確認でき、アプリ内設定により、位置情報共有のオン、オフが切り替えられる。
また、位置情報を共有するグループは複数作成が可能で、家族は常に共有をオンにしているが、友人たちとは待ち合わせの時以外はオフにするなどの設定もできる。さらに、自宅や学校、習い事の場所など特定の場所やエリアを「通知エリア」としてあらかじめ設定しておくだけで、お子様の出発や到着を自動的に知らせる機能が付いている。
その他に、万一の場合に備えた「緊急通知」ボタンや、地図に犯罪発生地点情報を搭載する予定だ(4月以降で、各都道府県に順次対応する)。
無償版の「Life360」はAndroid2.3、iOS7.0以降に対応。最大30日分の移動履歴をアプリから閲覧でき、通知エリア設定の個数制限がない有償版も提供される。