アカマイ・テクノロジーズ・インク(アカマイ)は3月26日、2014年第4四半期「インターネットの現状」レポートを発表した。
レポートでは、Akamai Intelligent Platformの収集データに基づき、固定回線およびモバイルネットワークの接続速度とブロードバンド普及率、全体的な攻撃トラフィック、世界各国での4K対応、IPv4の枯渇とIPv6の採用状況などの世界的な主要統計データに関する見解などが示されている。
これによると、世界の平均ピーク接続速度は8.4%増加して26.9Mbps(韓国が平均接続速度22.2Mbpsで首位)、ブルガリアが96%という最も高いブロードバンド普及率を達成。また、観測された全トラフィックの半分以上は中国、米国が発信源であった。
レポートの編集者であるデビッド・ベルソン(David Belson)氏は「2014年全体を通して、インターネット接続、ブロードバンド普及率、4K対応度のすべての主要な測定基準において全世界で堅調な成長が見られた。このプラスの傾向は、世界の44億人がオンラインを利用していないという最近の調査結果と興味深い対比をなしており、世界的にインターネットインフラの改善と配備の努力を継続する必要性が大きいことを示している」と述べている。