科学の知識や技術を競う「第4回科学の甲子園全国大会」が、つくば国際会議場(茨城県つくば市)で開催され、千葉県代表・渋谷教育学園幕張高校が優勝した。同校は今年アメリカで行われるサイエンス・オリンピアド2015に出場する。 2位は、兵庫県代表・白陵高校、3位は、静岡県代表・県立清水東高校。
今回は、全国から過去最多の618校が出場、7650名の高校生が参加し、地方予選を勝ち抜いた代表47校が晴れの舞台に進んだ。
表彰式に先立ち行われたシンポジウムでは、ノーベル物理学賞を受賞した天野浩(あまの ひろし)名古屋大学教授が「キミが世界を変える」と題して科学者としての苦労や喜び、ノーベル賞受賞式の様子などを語り、出場した高校生は熱心に耳を傾けていた。
引き続き行われたパネルディスカッションには、天野浩名古屋大学教授のほか、中須賀真一(なかすか しんいち)東京大学教授、渡辺佑基(わたなべ ゆうき)国立極地研究所助教、大西なおみ(おおにし なおみ)北海道大学助教が登壇し、未来の科学者を目指す高校生たちに熱いメッセージを贈った。
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