NECは3月24日、日系企業の海外現地法人や工場において、通信回線サービスの最適化を図るための「グローバルネットワーク最適化コンサルティングサービス」を販売開始すると発表した。

同サービスは、日系企業の海外拠点において、新規に工場やオフィスを設立する場合のグローバル通信回線サービスの選択、利用中のグローバル通信回線サービスコストの最小化、業務内容に応じた回線・保守サービス品質の最適化を図る。

同社は同サービスを販売するにあたり、通信回線サービスのコンサルティングを行う米国のコンサルティング・グループであるOnceptと連携し、グローバルに展開する通信事業者の通信回線サービスを網羅したデータベースを基にコンサルティング・サービスを提供していく。

同サービスでは、初期導入時に必要最低限で契約し、業務拡大や利用者数拡大により、現在の業務に求められるサービス品質に適さなくなった通信回線サービス契約について、専用線とインターネット線などの回線の選択や通信量に合わせた帯域といった品質の観点から見直す。

また、運用の観点から、障害時の保守サポートについても、電話受付時間帯を拡大するなどの見直しを支援し、顧客が最適な品質の通信回線サービス契約へ切り替えることを実現する。

そのほか、Onceptのデータベースをもとに、現在の業務における適切な通信回線サービス選択を提案し、更新に関わる通信事業者との交渉や契約内容の調整などを支援する。これにより、顧客が契約する通信回線サービスコストが過大である場合や品質が適正でない場合、コストを最小化・適正化することを可能にする。