ラックは3月23日、突き抜けた技術力を持った若者を応援する2015年度「ITスーパーエンジニア・サポートプログラム すごうで」の支援対象者に、東京都在住の中学2年生、山内奏人さん(14歳)を決定したことを発表した。
2013年にスタートした同プログラムは、IT技術を活用して実現させたい夢がある「エンジニアの卵」を発掘し、そのチャレンジを100万円相当の資金と技術の両面から支援するというもの。
2015年度は、同プログラムにおける支援の対象を中学・高校生などの若者とし、2014年10月7日から2015年1月15日まで公募を実施。応募のあった4件について審査した結果、教育の場へのIT導入を進めるため、先進地である海外の教育現場を視察・研究したいと応募した山内さんの活動計画が最も高い評価を獲得した。
山内さんは、今回の応募者のなかでは最年少ながら、小学6年生だった2012年に中高生向け国際Rubyプログラミングコンテストの15歳以下の部門で最優秀賞を受賞するなどの実績を持つ若手プログラマー。プログラミングの楽しさを広く伝えるため、仲間と作ったチーム「It is IT」で子供向けワークショップを開催するなど、幅広い活動を展開しているという。
同社は、4月から来年1月まで、海外視察先の選定・調整を進め、渡航費、IT導入の仕組み作りの検討に必要なデバイスやソフトウェアの購入費用などを100万円まで負担。同社社員が技術的な助言なども行う予定だ。