メルカリとヤマト運輸は3月17日、スマートフォン向けフリマアプリと宅配事業者とのシステム連携による新サービスの提供を4月1日より開始すると発表した。
これによりユーザーは、全国一律の料金にて商品を発送できるほか、QRコード発行による送り状作成の簡易化などを実現する。
同サービスでは、購入成立後、メルカリが出品者に対しアプリ上にてQRコードを発行。出品者は、ヤマト運輸直営店にて商品を持ち込んだ際、店頭端末「ネコピット」によりコードを読み取ることで送り状を印字することができる。
また、送料は、商品が購入者に届き、出品者と購入者が相互評価を行ったのち、販売金から販売手数料と併せて差し引かれる仕組み。「宅急便」や「宅急便コンパクト」、通常は法人や個人事業者向けに提供される「ネコポス」といった発送方法に対応し、メルカリが料金の一部を負担することで、ほぼすべての場合において安価な料金で利用できるという。
両社は今後、順次発送窓口を拡大し、コンビニエンスストアなどでの送り状発行と発送の受付けや、ヤマト運輸セールスドライバーによる集荷にも対応する予定。住所などの個人情報を開示する必要なく、メルカリでの配送手配だけで荷物が送れる匿名配送サービスの提供も見込んでいる。