ビートコミュニケーションは、同社の企業向けSNSシステム「Beat Shuffle」のオンプレミス版を9日より提供開始した。
「Beat Shuffle」は、2004年という早い時期に企業向けのSNSとして同社より提供されてきたシステム。エンタープライズソーシャルを用いてナレッジやノウハウを共有し、部署を超えたコラボレーションや業務の効率化を実現する。
これまでのクラウド版(SaaS)での提供に加えて、9日からは自社サーバ内で構築できるオンプレミスでの提供が開始された。オンプレミス版では、自社のセキュリティルール下での運用が可能になる。同社では、ソーシャルをオンプレミスで提供している企業はまだ少ないが、独自のセキュリティルールの適用など、情報の機密性が求められる業界を中心に強いニーズがあったとしている。
また、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)やSAML(Security Assertion Markup Language)への対応も発表されている。これによりWindows Serverなどで既に構築されている大規模なディレクトリデータベースとの連携や、一度の認証で複数のサービスを利用できるSSO(シングルサインオン)が実現できるなど、従来はカスタマイズで対応していた機能が標準で利用できるようになっている。