ジャパンディスプレイは、インセルタッチ高精細ワイドQHD(1440(横)×2560(縦)画素:WQHD)液晶ディスプレイの量産を開始したと発表した。
WQHDは、現在スマートフォンにおいて使われている最も高精細なディスプレイで、今後の成長が見込まれている。
高い表示性能を保ったままタッチセンサ機能を液晶モジュールに内蔵することは、表示解像度が高くなるほどその難度が上がるが、同社のタッチセンサ機能内蔵液晶モジュール「Pixel Eyes」に導入されている独自のインセルタッチ技術を適用することで、フルHDの1.8倍の解像度を持つWQHDでのインセルタッチ方式を実現した。
画面サイズは5型クラスで、精細度は500ppi以上、液晶モードは透過型IPS。視野角は上下/左右160度以上(CR>100:1にて)で、 画面輝度は500cd/m2(Typ.)、色再現域(NTSC比)は85%、コントラスト(CR)比は1500:1(Typ)となっている。
同社は、Pixel Eyesをさらに進化させると共に、LTPS技術を核に中小型液晶モジュールの技術開発を進めていく方針。