NXP Semiconductorsは、コネクテッドアプリケーションのアプリケーションコードやデータメッセージのセキュリティ機能を向上したマイクロコントローラファミリ「LPC18Sxx」と「LPC43Sxx」を発表した。
同ファミリは、あらゆる「コネクテッド」アプリケーションに対応し、特に大容量高速データのリレー/ブリッジング機能を持つハブやゲートウェイに適している。
LPC18SxxとLPC43Sxxは、同社の「LPC1800」や「LPC4300」シリーズに採用されている先進的制御、高速コネクティビティ、ディスプレイ、先進的タイミング、フレキシブルな周辺機能などの各種機能に加え、セキュアな起動とメッセージングを実現するハードウェア加速暗号化機能を採用している。
セキュアで高速な大容量バルクメッセージ転送を実現するAES-128暗号化エンジン、クローニング防止のための暗号化とハードウェアによる乱数化用キー保存のための2つの128ビット不揮発性OTPメモリ、ユニークなキー生成のための真の乱数ジェネレータ、認証された暗号化ファームウェア・イメージのセキュアな起動をサポートする起動ROMドライバを集積。
高性能Cortex-Mコア(LPC18Sxx:Cortex-M3、LPC43Sxx:Cortex-M4 & Cortex-M0)を採用し、通信速度の低下を招かずに、大容量データの高速暗号化/復号化を可能にする帯域幅を確保している。また、内部フラッシュ・メモリへの不正アクセスを防ぐコード読出し保護(CRP)機能も内蔵している。
LPC18Sxx、LPC43Sxxファミリは、複数サイズのLQFP、BGAパッケージで出荷されている。単価は4,000個で3ドルから。評価ボードの「LPCXpresso18S37」と「LPCXPresso43S37」は正規販売代理店から入手可能となっている。