エムオーテックスは3月3日、同社の施策である「NO MORE 情報漏えいプロジェクト」の一環として、「Webメールサービスの利用実態」に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。
調査は、2014年12月24日~2015年2月5日に実施し、20代~60代の男女140名から回答を得られた。
調査結果によると、業務で利用するWebメールサービスは49件の有効回答(いずれかのメールサービスを利用している)のうち、40.8%が「Google Apps/Gmail(会社独自ドメイン)」と回答。次いで「Outlook.com(hotmail)」が30.6%となった。
一方で私用時での利用では、有効回答318件(いずれかのメールサービスの利用している)のうち、28.9%がGmailを利用しており、業務と同様に最も使われているサービスとなった。携帯電話キャリア提供のメールサービスが25.5%、Yahoo!メールが20.8%となった。
業務・私用時にメール本文の内容を間違えて送信したり、宛先を間違えて送信したりする「誤送信メール」を一度でもしたことがある人は45.7%で、半数近くが誤送信の経験があることがわかった。誤送信をした回数は2~4回が72.3%と多かった。
企業におけるメールの誤送信への対策有無では、「送信前の目視確認・指差し確認」が57.1%で、「特にしていない」が27.1%で、「誤送信防止ツールを利用している」の12.9%を大きく上回った。
メールを誤送信した後の対処方法は、「上司に報告」が28.2%、「送信先にメール削除を依頼」が45.7%と何らかの対処を行っている。中には、メールの誤送信を企業の信用問題と捉え、被害を与えた企業に報告したり、謝罪するケースも少なからずあった。
業務用のメールには悪質なメールがくこともある。調査では、個人情報を盗み取ろうとするフィッシングメールや、特定の組織や個人を狙って情報窃取などを行う標的型攻撃メールを60.8%が受信したことがあると回答した。