ネットギアジャパンは3月3日、中堅企業・病院・学校など向けの無線LANコントローラ「WC7600」「WC9500」の2製品と、ホテルやマンションなど向けの無線LANアクセスポイント「WN370」の発売および、既存製品である無線LANアクセスポイント「WNAP320」の値下げを発表した。新製品3機種の発売日は3月12日。

無線LANコントローラのうち「NETGEAR PROSAFEワイヤレスLANコントローラー WC7600」は、別売のライセンスを適用すると最大50台の無線LANアクセスポイントを管理できる。

アクセスポイント(AP)の出力とチャンネルの自動コントロールにより干渉を最小限に抑えてカバレッジを保証する動的な無線周波数管理機能、APのダウンや電波干渉が発生した場合にそのエリア周辺のAPの出力やチャンネルを調整する自己回復型ワイヤレス機能、内蔵AAAサーバーまたは外部RADIUSサーバーの専用ポータルを使用したゲストアクセスによりネットワークへの限定アクセスを許可する機能を備える。またSFP+スロットを2ポート備え、10ギガビット・イーサネット)に対応する。

「NETGEAR PROSAFEワイヤレスLANコントローラー WC7600」

ワイヤレス帯域幅/ワイヤレス・チャンネル/信号強度をヒートマップで表示しワイヤレスネットワークの状況をリアルタイムでレポートする機能や、既知のAP/不正AP/関連クライアントをヒートマップ上に配置できる機能などを備え、初期導入および管理運用に要するコストを低減するという。

3台スタックすることで最大150台のアクセスポイントと数千のデバイスを管理できる拡張性を持ち、特に、中堅企業や学校、病院などのビジネスニーズに応えるとしている。本体価格は50万円(税別)。

「同WC9500」はWC7600と同等の基本機能を備え、別売のライセンスの適用で最大200台の無線LANアクセスポイントを管理できる。3台スタックすると最大600台のアクセスポイントの収容が可能であり、より大規模なネットワークに対応する。本体価格は70万円(税別)。

「NETGEAR PROSAFEワイヤレスLANコントローラー WC9500」

無線LANアクセスポイントである「NETGEAR PROSAFEワイヤレスLANアクセスポイント WN370」は、2.4GHz帯における最大300Mbpsの無線通信機能と、ファースト・イーサネット(100Mbps)対応の有線LANを4ポート備える。

壁面への取り付け可能な本体デザイン、電話線のパススルー機能の搭載、無線通信に最適化した内蔵アンテナ、PoEによる受電駆動に対応し電源コンセントが不要といった機能により、ホテルなど宿泊施設の個室への設置に適しているという。 宿泊客に無線LANサービスを提供すると同時に、オンデマンド・コンテンツ・サービスのセットトップボックスなどを有線LANで提供することも可能だ。またWC7600やWC9500による一括管理設定にも対応する。価格は2万9,800円(税別)。

「WN370」

2013年に発売した無線LANアクセスポイント「WNAP320」については、価格を従来の4万円(税別)から1万9,800円(同)に値下げした。