ヴァイナスは、米Intelligent Lightが開発を行っている流体解析(CFD)用インテリジェントポストプロセッサ「FieldView」の最新版となる「FieldView 15」国内リリースを開始したと発表した。
FieldViewは、流体解析業務の効率化を推進する可視化ソフトウェアで、最新版となるFieldView 15では、近年利用者が増加しているオープンソースの流体解析ソルバOpenFOAMのダイレクトリーダーが強化され、表示精度やメモリ使用量の向上が行われたほか、レンダリング機能の改善によるグラフィックメモリ使用量の削減、カラー/白黒共用の印刷に適したカラーマップの追加やマルチウィンドウレイアウトの設定機能の追加といった使い勝手の向上がなされている。
また、同社では併せてライセンスフリーの可視化ビューア「XDBview 1」も同時にリリースしており、これによりFieldViewから必要な情報だけを抽出して出力した専用フォーマットのファイルを読み込むことが可能となることから、FieldViewのライセンス数に制限されずに可視化結果を共有化できるようになり、打ち合わせや発表の場でのさらなる説得力を持たせたプレゼンテーションなどが可能になると同社では説明している。
なお同社では、国内の自動車・重工業・機械メーカーおよび関連企業、公的研究機関などへ「FieldView 15」の販売を計画しており、初年度で100ライセンスの販売を見込んでいる。また、販売価格は、標準ライセンス(8 並列)で年間ライセンス料金120万円(税別)、永久ライセンス料金295万円(同)としている。