NECは2月27日、通信トラフィック制御領域で米F5 Networksとの提携に合意したと発表した。手始めとして、NECのトラフィック制御ソリューションにF5のロードバランサー機能を組み込んだアプライアンス・サーバを製品化する。

今回の提携に基づいて両社はまず、NECのトラフィック制御ソリューションである「Traffic Management Solution(TMS)」にF5のロードバランサーの機能を仮想化して組み込み、一体化したアプライアンス・サーバとして製品化し、通信事業者向けにグローバルに販売する。

同サーバにより、従来と比較してTMS導入時のハードウェア・コストや設置面積を5割、導入期間を4割程度低減できるという。初期導入コストの低減とスケーラビリティを両立したため、新規MVNO事業者への導入にも適するとしている。

両社はさらに、TMSの販売及びサポート体制をグローバルに確立し、より迅速かつ高品質なサポートサービスをグローバルに提供するという。