アカマイ・テクノロジーズ・インクは2月26日、MNO(モバイルネットワーク・オペレータ)やモバイル機器メーカーのニーズに対応するため、新しい技術の設計および開発を目的とした新しい事業部門を設立したと発表した。
この新組織は、モバイル・ネットワークや機器メーカー向けの新しいモバイル製品を考案、開発、商品化する中核拠点となる。モバイル・ネットワークとのより緊密な統合を通じて、同社の既存製品を強化、差別化すること、および新しいモバイル技術を開発するという。
新たなモバイルビジネス事業部門の最初のソリューション「AME(Akamai Mobile Edge)」は、クラウドベースのソフトウェア・プラットフォーム。
モバイル・ネットワーク資産を第三者アプリケーションとモバイルウェブ開発に外部化する単一のインタフェースを通して、モバイル・エコシステムの統合の容易化を目指す。
このアプローチにより、MNOが新しいモバイルCDNサービスをより簡単に開発することを可能にする。また、インターネットを用いてより簡単にコンテンツを配信ができるようになる。
さらに、同社とシスコは、Mobile Network Aware Videoを含むシナリオを紹介することを目的として、Mobile World Congress 2015において共同ソリューションを出展するという。