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US-CERTは2月24日(米国時間)、「Samba Remote Code Execution Vulnerability」において、Samba 3.5.0からSamba 4.2rc4までのバージョンに脆弱性が存在すると伝えた。この脆弱性を悪用されると、該当するプロダクトが動作しているLinuxやUNIX系のオペレーティングシステムが乗っ取られる危険性がある。
US-CERTではLinuxベンダなど、使用しているディストリビューションのベンダが提供するアップデートなどに注意し、提供が開始された場合は迅速にアップデートを実施することを推奨している。すでにDebian、Red Hat、Ubuntuはアップデートの提供を開始しているほか、Sambaプロジェクトからパッチも提供されているため、ビルドすることで対応可能。
SambaはWindowsやMac OS X、LinuxやUNIX系オペレーティングシステムが混在する環境でファイルサーバを構築する場合などに採用されることが多いソフトウェアで、幅広いシーンで採用されている。Linuxディストリビューションのみならず組み込み機器などでも利用されることがあり、各ベンダからのアップデートの発表に留意する必要がある。