ヤマト運輸は2月23日、今年3月31日受付分をもって廃止される「クロネコメール便」に代わり、今年4月1日より販売を開始する「クロネコDM便」のサービス内容を決定したと発表した。
「クロネコDM便」は、同社と契約した法人や各種団体、個人事業主を対象とした、カタログやパンフレットなどの販促物などを全国へ送ることができる、受領印が不要な投函サービス。
セールスドライバーによる集荷、直営店から発送できるが、契約のない一般の利用とコンビニエンスストアなどの取り扱いは受け付けない。
利用に際しては、「クロネコDM便 お取引申込書」にて、内容物の種類を申告し、担当セールスドライバーや営業担当者が、取り扱い可能な「非信書」であるかを確認する。同社で判断ができない場合は、所管官庁の担当窓口に問い合わせ・確認する。
料金は、出荷形態に応じて顧客ごとに決定するが、上限金額は「クロネコメール便」の上限である164円とする。郵便の代替として利用することをふせぐため、郵便料金と混同してしまうような定価額は設定されない。
同社と契約している顧客は、4月1日以降も一定の移行期間中は現行の「クロネコメール便」の料金のまま「クロネコDM便」を利用できる。