シャープは2月23日、従来機からハイブリッドパワーコンディショナの定格出力と、リチウムイオン蓄電池の容量を増強した「クラウド蓄電池システム」を発売すると発表した。
同システムは、ネットワーク上で情報を管理する「クラウドサーバー」と連携し、電気料金プランや季節・時間帯によって変化する電力使用状況に合わせたエネルギーマネジメントを実現する。
太陽光発電と蓄電池を制御するハイブリッドパワーコンディショナは、従来機と同サイズながら定格出力は30%向上し5.5KWを実現、入力回路は2回路から3回路へと増えた。また、リチウムイオン蓄電池本体は、容量が9.6kWhと従来機の2倍に拡大した。
さらに、大雨や暴風、高潮などの気象警報が発令されると、自動的にリチウムイオン蓄電池本体を満充電の状態に維持し、停電時に備える機能が搭載された。
この「クラウド蓄電池システム」は5月26日の発売を予定しており、希望小売価格は356万円(税別)となっている。