生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は2月19日、10-20代のコミュニケーション事情をテーマにレポートを発表した。

調査は、2015年1月17日から1月20日に、15から29歳の男女500名(年代・性別に均等割付)を対象に、「ソーシャルメディアでのコミュニケーション」に関してインターネット調査にて行われたもの。

コミュニケーションツールとして利用しているソーシャルメディアは?

それによると、まず、友人とのコミュニケーションツール(連絡、交流など総合的に見て)として普段利用しているものを聞くと、「LINE(70%)」で圧倒的な支持を得た。次いで「Twitter」が37%と、携帯電話・スマートフォンのメールや電話よりもソーシャルメディアの方がコミュニケーションツールとして支持されていることが分かった。

また、「Twitter」と「Facebook」は世代間に差が見られ、10代の「Twitter」利用率は49%と約半数で「LINE」に次いで2位。20代は「LINE」に次いで「Facebook(40%)」が多くなっている。こうしたソーシャルメディアに代表される新しいコミュニケーションツールを取り入れたことで、「コミュニケーションの仕方に変化があった(76%)」と約8割が回答、取り入れるツールと連動するように、若年層のコミュニケーション様式も変化していると考えられる。

ソーシャルメディアに投稿する際に意識していることは?

続いて、これらのソーシャルメディアの使い方について確認した。ソーシャルメディアに投稿する際に気を付けていることとして多かったのは「自分がどう見られるかを意識する(41%)」という点で、周囲に自分がどう捉えられているかを意識して、自分のイメージをコントロールしていることが如実に分かる結果となった。

また、約5人に1人は「できるだけおもしろいと思われる投稿をする(17%)」ことにも注意をはらっているようで、専門家インタビューで明らかになった、10~20代の特徴である「ウケる」「ネタになる」ことを重視する点が反映されていると言える。

使ってみたいソーシャルメディア

また、今後利用してみたいソーシャルメディアとしては、755やInstagram、ツイキャスが支持されていた。

調査レポートでは、専門家へのインタビューに加え、新しいコミュニケーションツールとして注目を集めている各種サービスを紹介している。