NECは2月16日、グループ全社の開発プロセス改革に取り組むとともに、そのIT基盤として設計図面・仕様書・部品表などの製品技術情報を一元管理する統合PDM(Product Data Management)システムを構築すると発表した。
同社はこれまで、ハードウェア製品の開発プロセス・ルール(コード体系、部品表構造、設計変更など)とPDMシステムをビジネスユニットごとに構築・運用していたが、今回、これらをグループ全社で標準化する。
今回構築するシステムは、同社のPLMソフト「Obbligato IIIを活用して構築し、管理する部品は約2400万品目、設計図面・仕様書は約1800万件に及び、グループ社員約1万7000人が利用する。
同システムは、超小型マイクロ波通信システム「PASOLINKなどを提供するテレコムキャリアビジネスユニット向けに1月から稼働を開始しており、2016年度末までにグループ全体に導入する。