NECは2月16日、社会ソリューション事業に注力し、グローバル競争力を向上するため業務プロセス最適化に向けた全社業務改革に取り組む第1ステップとして、スタフ部門改革を4月1日付けで実施すると発表した。
具体的には、本社管理部門および事業部門のスタフ業務(人事、経理、調達、内部監査、情報システム、事業支援等)の大半を、昨年4月に、NECグループ向けに人事・総務・調達・販促等の共通業務に関するサービス提供を行うために設立したNECマネジメントパートナーに集約する。
NECマネジメントパートナーでは、NECグループ共通のスタフとして全体最適の観点で制度・プロセスの標準化・業務改革を行い、不要な業務の廃止や標準プロセスの設計、その標準プロセスをNECグループ全体に普及・定着させる。
NEC本体は戦略機能として、グループ経営基盤の構築、コーポレートガバナンスの実行、ステークホルダーリレーションの強化などを担う。
全社業務の効率化進展によって生み出された人材は再配置を行い、同社が注力するクラウド、ビッグデータ、SDN、セーフティ、スマートエネルギー事業やこれまで培った専門性を生かした業務コンサルティングなどに振り向ける。