ぴあは、国立競技場の「スタンドの椅子」の素材を活用したアート作品を募集するデザインアワード「MEMORIAL GOODS DESIGN AWARD 2015」を開催している。グランプリ作品には賞金5万円が贈呈されるほか、新国立競技場での展示や有名家具メーカーからの製品化が予定されている。

「SAYONARA国立競技場FINAL“FOR THE FUTURE”MEMORIAL GOODS」Webサイト

同アワードは、"2019年ラグビーワールドカップ"や"2020年東京オリンピック・パラリンピック"の開催に向けて建て替えが決定している「国立競技場」を運営・管理する日本スポーツ振興センター(JSC)の主催による、「SAYONARA 国立競技場 FOR THE FUTURE」の企画として開催されるもの。チケットぴあWebサイトでは、国立競技場で実際に使われていた座席や芝生、ゲート看板、スターター台、バトン、表彰台などのメモリアルグッズが昨年5月と9月の2回にわたり一般販売されたが、このたび開催される「MEMORIAL GOODS DESIGN AWARD 2015」は、今年2月14日より販売されている「スタンドの椅子」(自由席、指定席)の素材を活用して、未来の「新国立競技場」をイメージさせる幅広いデザインのアート作品を募集するアワードだ。

また、同アワードに応募するには、「チケットぴあ」内特設ページから素材(指定席 7,800円/自由席5,800円、ともに証明書兼プレート付)を購入し、その素材を利用した実用的なデザインから未来をイメージさせるアート作品(高さ1m、幅1m以内)を制作。完成作品の写真を「SAYONARA国立競技場FOR THE FUTURE "MEMORIAL GOODS DESIN AWARD 2015"」ページ内に記載されているメールアドレス宛てに、作品名、作品説明、連絡先などと共に電子メールで送付する。参加資格は、同サイト内の素材購入ページより素材を購入した人すべてが対象で、参加費は無料(素材購入費は必要)。素材(椅子)の販売は3月25日まで(先着順、予定数終了次第終了)。応募の締め切りは5月23日(必着)。

応募された作品は、JSC、ぴあ、日経デザイン編集長・丸尾氏、カリモク家具といった審査員によって審査が行われ、最も優れた1作品に「JSC賞(グランプリ)」として賞金5万が贈呈されるほか、新国立競技場での作品展示と有名家具メーカーから複数の有名デザイナーがデザインする椅子とともに製品化(限定販売)されている。また、「優秀賞」(2作品)には賞金2万円とJSCウェブサイトおよび刊行物で紹介される。さらに「ぴあ賞」(1作品)には、賞金1万円とJSCウェブサイトおよび"ぴあ"特設ページで紹介されるということだ。なお、結果発表は7月に「SAYONARA国立競技場FOR THE FUTURE "MEMORIAL GOODS DESIN AWARD 2015"」サイト内にて掲載および授賞式が予定されている。