ロックオンは2月10日、EC構築オープンソース「EC-CUBE」において、単なるデバイス対応というWeb領域に留まることなく、スマホアプリやリアルPOSレジ、IoT対応なども視野に入れた「EC-CUBE 3」の開発を開始したと発表した。2015年3月にβ版、2015年5月の正式版リリースに向け開発を進めていく。
「EC-CUBE」は、ロックオンが開発したECサイト構築パッケージをオープンソースとして2006年9月に公開したもの。2013年9月には税率管理機能を大幅に強化した「EC-CUBE2.13」をリリース、2014年9月には企業間商取引(BtoB)向けECサイト構築パッケージ「EC-CUBE B2B」をリリースしている。
今回開発を開始した「EC-CUBE 3」は、EC-CUBEの開発ポリシーである「安心・安全」「対応環境への柔軟性」「あらゆる要求を叶える拡張性」の3点を軸とし、特に「拡張性」の向上を追及した最新版で、標準機能のほぼ全てをAPI化。多様な周辺サービスや、アプリケーションとの連携をよりシームレスに実現。
また、開発のベースとして、PHPマイクロフレームワークであるSilexを採用予定で、近年のPHPアプリケーション開発の手法を取り入れより柔軟な拡張性と開発効率の向上を図る。
さらに、管理画面をレスポンシブウェブデザインとし、タブレットをはじめとするタッチデバイスでも快適に使えるメニューへと刷新。顧客側では購入フローを大きく見直し、カゴから購入完了までを3ステップに短縮。
同社では、開発に際し、GitHubでの開発に参加する開発コミッターを広く募集する。