LINEは2月10日、クレジットカード決済サービス「WebPay」を提供するウェブペイ・ホールディングスの買収を発表した。
LINEは2014年12月よりモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を開始しており、ウェブペイの買収は「さらなる事業化の加速」を目指したものだという。
一方のウェブペイは、ECサイトやWebサービス、モバイルアプリを対象にSDKやAPIを提供しており、カード情報を加盟店側で処理・保持しないトークンを利用した決済を特徴としている。1月には、Android向けにトークン決済の導入が可能なSDKも公開している。
LINEは、LINE Payを「LINE周辺サービスや外部提携サービス・店舗決済など、内外の様々なコンテンツ・サービスを繋ぐ中核となる役割を担うサービス」と位置づけているため、ウェブペイの決済システム技術とノウハウを活かして機能向上、利便性向上を図っていくとしている。
なお、買収によりLINE Payの100%子会社となっているが、買収金額については非公開。
ウェブペイも子会社化にともない、コメントを発表しており、「急激な変革が進む決済業界において、次世代のグローバル・スタンダードとなるべく、当社のこれまで培ってきた決済に関する技術と、LINEの持つ巨大なプラットフォーム基盤およびスマートフォン向けアプリ運営のノウハウを統合することで、価値の高い決済サービスの実現を目指す」としている。