東芝は2月6日、ARM Cortex-M0コアを搭載したマイコン「TX00シリーズ」の新製品として、複合機やプリンタなどのアプリケーション向けマイコンに14mm角、0.5mmピッチのLQFP100パッケージを採用した「TMPM036FWFG」を発表した。

複合機やプリンタなどのアプリケーションでは、主制御デバイスや周辺デバイスとの通信機能、ステッピングモータやDCモータを制御するためのパルス出力が可能なタイマ機能、およびこれらの機能の多チャネル化が求められている。

同製品は、LQFP64パッケージを採用した従来製品の「TMPM037FWUG」に比べて、通信機能とタイマ機能のチャネル数を増やし、通信インタフェースが8チャネル、およびタイマ機能が14チャネルの16ビットタイマを採用している。同製品によるラインアップの拡充で、パッケージやチャネル数の異なる2つのマイコンを、システム規模や用途に応じて選択することが可能となる。さらに、同社の「TX03/TX04」シリーズと同じARM Cortex-Mコアを搭載したことにより開発ツールを共通化でき、システム開発のコスト低減と効率化が図れるとしている。

なお、サンプル価格は400円。3月よりサンプル出荷を開始する。

ARM Cortex-M0コア搭載の複合機やプリンタ向けマイコン「TMPM036FWFG」