ディー・ディー・エスは2月10日、「パスワード難民調査」を実施、その結果を発表した。対象は20代~50代の男女400名で、マクロミルの登録モニターを活用したインターネット調査で行われた。
調査によると、自分自身のID/パスワードがわからなくなった事がある経験者は93.9%にのぼった。
現在のパスワード管理の実態についても調査したところ「記憶している」が60.2%と過半数だった。また、自分の身の回りで一体いくつのパスワードを管理しているのか調査したところ、約40%の人が1人につき平均6個以上ものパスワードを管理していることが明らかになった。
SNSで乗っ取り被害にあったことがあるユーザーは5.8%で、情報社会がどんどん便利になっていく一方で、IDとパスワードによる情報管理への不安も高まっている。
現状、ある特定のIDやパスワードを使い回している人は、約80%に達する。
理由としては「異なるパスワードを考えるのが面倒」「複数のIDやパスワードを覚えられないから」が大半を占めた。
特定のIDやパスワードの使い回しは、今後も非常にリスクを伴うため、今後、生体認証で一括管理し、安全性が担保されるようになったとした場合、約60%の人が使ってみたいと回答した。