Mentor Graphicsは2月6日、AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)ベース、および非AUTOSARベースのECUのネットワーク設計ツールである「Volcano VSA」が車載Ethernetに対応したと発表した。
先進運転支援システム(ADAS)、車載ネットワークのバックボーンシステム、AVB(オーディオビデオブリッジング)システムといった、広帯域幅と性能の信頼性を重視する分野におけるEthernetの採用が増加している。また、DoIP(Diagnostics over Internet Protocol)の普及も進んでいる。同社の「Volcano VSA」は、CAN、FlexRay、Ethernetなどのトポロジが混在するネットワーク全体のタイミング解析における課題に対応する。さらに、AUTOSARは、異種のトポロジが混在するネットワーク上の全要素のタイミング定義をサポートしているが、「Volcano VSA」を使用することで、タイミングの異なる複数のパスも解析可能になるとしている。