LINEとカカクコムは2月5日、店舗向けサービスの提供を推進する業務提携を行うと発表した。提携第一弾として、ビジネスアカウント「LINE@」とグルメサイト「食べログ」の相互連携を開始する。

「LINE@」は、2012年12月にスタート。地域ごとにビジネスを展開している小売店(飲食・アパレル・美容・宿泊施設など)を対象に、ユーザーと店舗を繋ぎ、販売促進をサポートするサービス。現在、累計アカウント開設数は14万件を突破している。

一方の「食べログ」は、「信頼のできるレストラン選び」をコンセプトとして2005年3月にスタート。ユーザーから寄せられた口コミと点数評価から、独自に設けたロジックでレストランランキングを算出、提供している。掲載レストラン数は80万件を突破しており、月間利用者数は6369万人、口コミ数も600万件を超えている。

サービス連携では、LINE@のアカウントページと食べログの店舗ページの連携を行う。

サービス概要

食べログが提供する有償サービスを契約した店舗が、合わせてLINE@に加入することで、食べログ店舗ページにLINE@の「友だち追加ボタン」が掲載される。LINE@アカウントページも同様で、食べログ店舗ページへ遷移する「食べログアイコン」が表示され、双方の店舗ページ連携が可能となる。

両社によると、店舗にとっては、食べログ掲載による認知拡大だけではなく、LINE@の友だち追加による継続的な情報発信から再来店促進ができるメリットがあるという。

サービスの提供開始は2月下旬を予定。両社はこの連携によって相互のユーザー・加盟店の拡大を図るほか、「両サービスの事業展開を加速させ、店舗とユーザーを繋ぐO2Oプラットフォームサービスとして引き続き様々な取り組みを行っていく」としている。