NTTデータは2月4日、同社が提供する学校連絡網サービス「FairCast」とNTTドコモの法人向け位置情報サービス「かんたん位置情報サービス」を活用し、2015年4月1日より全国の教育機関に向けた位置情報サービス「FairCast GPS+(プラス)」を提供開始すると発表した。

「FairCast」は全国約36万人(2015年1月末現在)が利用している、学校と保護者をつなぐ一斉連絡網サービス、「かんたん位置情報サービス」は専用のGPS端末を人や物に装着して現在位置を検索すること、GPS端末のボタンを押したりヒモを引っ張たりすることで簡単に位置情報を通知することが可能。

「FairCast GPS+」は、小型のGPS専用端末を持った子どもの位置情報を取得し、保護や学校管理者に提供する。

「FairCast GPS+」の概要

保護者や学校は、同サービスにより、PCやスマートフォンからインターネットを通じて子どもの位置情報を把握することができる。従来の位置情報サービスは検索回数に応じて料金が上がること(従量制)が一般的だったが、同サービスは検索回数に制限がなく、定額料金で何度でも位置情報を検索できる。

「FairCast GPS+」の位置取得イメージ

「かんたん位置情報サービス」が搭載する「エリアセンシング機能」により、GPS端末を持つ子どもが学校などの特定エリア(最小で半径50mの円型で設定可能)に出入りした際の情報を、保護者にメールで通知することが可能。特定エリアは、学校のほかに2カ所まで追加設定できる。

「かんたんGPS」