NECは2月4日、沖縄県浦添市にある浦添総合病院が、NECの「クラウド型ビデオ通訳サービス」を採用し、利用を開始したと発表した。

このサービスは、タブレット端末を用いてNECの通訳センターと高品質のビデオ通話で接続し、リアルタイムな翻訳を実現するもの。

PCのみならず、AndroidやiPhoneといった携帯端末があれば、専用のアプリからビデオ通話を掛けるだけで、通訳をリアルタイムに利用できる。

同病院では、来院した外国人患者と病院関係者とのやりとりを、タブレット端末を介して、通訳者(5か国語に対応)がリアルタイムに翻訳することで、外国語でのスムーズな診療サポートする。

ビデオ通訳サービスの利用イメージ

通訳サービスでは、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の5か国語に対応し、24時間365日、リアルタイムで利用が可能。また、通訳センター側のパソコン端末と利用者のタブレット端末間の画像共有も可能で、画面上で必要資料を一緒に確認しながらの通訳もできる。

今回、浦添総合病院では、3台の端末を導入し、外来と病棟の一部にWi-Fi環境を構築。今後は、法人内にある事業体(健診センター、クリニック等)への導入も検討しているという。